以前からタミヤがp-38を商品化してくれないかなと思っていたので、発売を聞いた時は嬉しかったです。
作ってみれば素晴らしいパーツ精度で、脚カバーなど位置決めが難しいパーツは深く差し込めるようになっていて精度と強度のある組み立てが出来ます。
とくにキャノピーはツヤツヤに磨かれているうえ、丸みがあるのに歪みが発生していません。飛行機の顔に当たる部分なので、綺麗だとやる気がわいてきます。
ただキャノピーのバックミラーはクリアパーツにクリアパーツを貼り付けないといけないので、慣れない作業でした。エポキシ接着剤を使いましたが、黄変が少し心配なのでクリヤーボンドのほうが良かったかもしれません。
機首の機銃の放熱穴がデカールで再現だったのでエデュアルドのレジンパーツに交換、その他追加工作は、シートベルトにファインモールドのナノアビエーションを使用、テグスでアンテナ線を追加、ブレーキパイプ追加、脚部トルクリンクの軽め穴の再現をしました。
デカールはシャークマウスも入っていましたが地味な塗装にしたかったので山本長官襲撃のヴェンジェンス作戦のデカールを選択しました。
当時の記録写真を見るとパネルラインにテープで養生した跡が残っているので細切りマスキングテープを貼った上からはみ出すようにエナメルのスモークグレーを筆で塗っています。ただエナメル塗料がマスキングの隙間に染み込んでうまくいかないので後でけっこう修正を行いました。エアブラシで作業したほうがよかったと思います。
エンジン周りのネジ穴にはエナメルのシルバーを先の尖らせた爪楊枝につけてちょんちょんと乗せています。
識別灯の塗り分けはハイキューパーツの円形マスキングシールを使用
綺麗な円形でサイズ展開が細かいので重宝します。
前脚はトルクリンクに穴を開けたり、油圧の操舵のチューブ?を金属線で追加。
p38はわりとコーションマークが多い機体なので基本塗装のニュートラルグレーとオリーブドラブをクレオスのgxカラーで混色して光沢で作り、デカールがシルバリングしにくいツヤツヤ下地にしました。混色の手間と難しさがありますが、後からシルバリング対策のクリヤーをかけたりマークソフターでデカールと格闘することが減って楽になるのでおすすめです。