1/35 WWII ドイツ 消火器(中期・後期セット)
最近は3dプリンターでドイツ消火器を再現した製品も多く出てきていますが。
この商品は原型だけ3dプリンターで作って積層痕を十分に処理した後レジンで複製しています。
ベルトが二本のものを中期、一本のものを後期と分類していますが正式な分類ではなく便宜上の呼び分けです。
消火器は細部の違うものが非常に多くモデリングの際には悩みましたが、資料が多く確認できるものをなるべく採用しています。
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レジン複製は3dプリントと違って穴を作るのが難しいのでラックとボトル部分の隙間は除去してもらう必要があります。
薄いのでデザインナイフのミネでそぎ落とすように除去するとやりやすいと思います。
私は持っていませんが0.2mmタガネもいいかもしれません。
狭い部分には0.2mmドリルを使いました。
細くした爪楊枝で擦ってバリを取ります。
エッチングソーで切り出し
ベルトが一つの後期型は栓を着ける必要があります。
0.3mmドリルで穴を開けます。
(少し話がそれますが写真のドリルは金属パイプにエポキシで固定したものでピンバイスに着けなくても使えるようにしています。 取り付け手間がない上に落としても軽くて折れず、力の入れすぎも起こりにくいので飛躍的に寿命が延びます。赤い塗料は見つけやすくするためです。)
切り出すと方向が分からなくなるので先端を赤く塗っています
瞬着で貼り付け。塗分けのために後付けでもいいと思います。
いろんなパターンで塗ってみました。黒っぽく見えるのは一応ジャーマングレーです。
ボトル部分をグレーにする場合こういう塗分けになると思います。
ボトルのグレーをエアブラシで塗装した後に実体顕微鏡で覗きながらファレホカラーで塗り分けましたが裸眼では大変かもしれないです。
車体色で塗りつぶすのが楽そうです。
栓のようなパーツは機能は分かりませんが真鍮製のようなのでラッカーゴールドに塗ってブラウンでウォッシングしています。
各部の素材はベルトやラック、ハンドルの素材は赤サビが浮いてるものが多いので主に鉄製だと思います。
ボトルは赤さびが浮いているものや塗料が剥げて鈍いシルバーが見えているものがあるので、憶測ですが鉄にスズや亜鉛メッキが施されているのかもしれません。
パッションモデルのデカールを貼るとかなり見栄えるパーツになりそうです。
1号戦車や2号戦車に搭載されていたタイプも造形していましたがシリコン型による型取りが難しかったので、レジン複製ではなく3dプリンターで量産することにしました。
新しいプリンターが1月~2月に到着予定なので、それ以降になります。