OVMクランプ(On Vehicle Material)の略らしいです。WWIIのドイツ戦車の模型を作ると
真っ先にディテールアップポイントとして出てくる部分だと思います。
各社がエッチングパーツで発売していて最近では3Dプリンターで出力した商品も発売されていますが。
こちらの商品は原型を3Dプリンターで出力後に実態顕微鏡で整形したものをシリコンゴムで複製しています。
前期タイプのセット
こちらは後期タイプのセット
様々なツールにフィッテング良く対応するために6サイズを用意しました。
上の写真は前期型の18 / 28 / 10 / 20 / 30
幅の広いタイプの40、ワイヤーカッターやS字シャックルなどに対応します
同じく後期型
後期型の幅広タイプ
以下は作業手順です。
湯口との接続部分はなるべく薄くすることで切り離しやすくなっています。
多くのツールは穴を開けただけでは横から入らないのでピンに切れ目を入れます。
レジンは弾力があるので写真のように挟んで入れることができます。ピンは下穴0.8mmの穴を開けて差し込みます。ピンの差し込みで固定できるので位置決めや強度の確保がしやすくなっています。
プラ板に取り付けてみた例(前期)
実物のクランプの採寸は行えなかったのですが、現存する車両の装甲パネルのサイズと照らし合わせて大きさを割り出しています。
(後期)
(赤いハンマーを止めているクランプには下にプラ板でスペーサーをかましています。)
(前期)
こっちは雑具箱などによく使われる止め金具です。前期、後期の両方のセットに入っています。2 / 1 / 1 / 2 / 1 / 1と並んでいて1は南京錠を掛けるループ有り、2はループ無し
III号戦車に取り付けた例
Pz.I ausfB アバディーン 前
Pz.I 指揮官車 ボビントン 前
Pz.II ベオグラード 前
Pz.II ソミュール 前
Pz.III ausf F ソミュール 前
Pz.III J/L アバディーン 前
Pz.IV D アバディーン 前
Pz.IV G アバディーン 前
Jagd IV/70 アバディーン 後
Tiger I no.131 初期 前
Tiger I 後期 ヴィムティエ 前
Panther A カナダ戦争博物館 後
Panther A ミュンスター 後
Panther G ボビントン 後
jagdpanther ボビントン 後
Tiger II スイス 前
Tiger II ソミュール 前
Jagdtiger アバディーン 後(エンジンデッキ上のみ前期)
Marder III M トリエステ 後
Hetzer (戦後生産型G13)ムンスター 後(少し形が違う?)
Hetzer (戦後生産型G13) ボストン 後(少し形が違う?)
Sdkfz 222 カリフォルニア 後
Sdkfz 251 D カリフォルニア 後